『べらぼう』ブチギレる蔦重、暴走する定信…実は”表裏一体”な二人が守ろうとしているものは?【前編】 (3/8ページ)

Japaaan

『鸚鵡返文武二道 』恋川春町 作/北尾政美 画 (江戸東京博物館所蔵) 出典: 国書データベース,https://doi.org/10.20730/100415080

“間違い”ではないが己の正しさを証明する暴走

さらに質素倹約に突き進むことこそ責務とばかりに暴走する定信を心配した徳川治貞(高橋秀樹)は、「急ぎすぎると人はその変化についてこられぬのではないか?」と諭します。

その言葉に「世は思うがままには動かぬものと、諌言した者を私は腹を切らせてしまいました…」と本音を漏らし声を震わせる定信。自分への「諌言」だとは気がついていたのですね。

けれども、自分の正しさに確固たる自信を持つ定信は、後悔や孤独を抱えたまま、我が道を突き進むしかありません。

そんな、幕府の処罰を恐れ、武士の戯作者は江戸を去り、クリエーターは筆を取るのを躊躇する状態に。みな倹約、倹約で本も買わなくなった。“これじゃあ、商売あがったりで黄表紙本は今の厳しいご時世に合わない”と地本問屋たちも意気消沈してしまいます。

そんなメガティブなムードをぶち破ろうと「お武家様(のクリエーター)が難しいなら町方の先生に頑張ってもらいましょう」という蔦重。

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