『べらぼう』ブチギレる蔦重、暴走する定信…実は”表裏一体”な二人が守ろうとしているものは?【前編】 (7/8ページ)

Japaaan

暴力はよろしくないのですが、けれども「戯け者はふんどしに抗っていかねぇと、一つも戯けられねぇ世になっちまうんだよ!」という言葉には本当に同感でした。

人間の中の「善」と「悪」が戦う。 『心学早染艸』山東京伝 作  国立国会図書館

間違った権力の暴走を黙って傍観すると、どんどんエスカレートしてより厳しい統制になり世の中は狂っていく。

「面白きゃあいい」ものですら作れなくなることも。だから抗って声はあげなければならない……この危機感は、やはり名プロデューサー蔦屋重三郎ならではの感覚でしょう。けれど「俺、蔦重さんとこでは、一切書かねえっす!という政演。

「いい度胸だな。日本橋を敵に回して書いていけると思うなよ。」蔦重は、とうとう「おいおい!おめえさんが、それをいっちゃあ〜終めえよ」なセリフを吐いてしまいました。

日本橋から「吉原もの」と下げずまれながら、持ち前の発想やコミュ力でここまでのし上がってきた蔦重がこのセリフを言ってしまうのは驚きでしたが、ヴィラン化した蔦重は新鮮でした。明るくて調子のいい名プロデューサーの顔付きが豹変するところは、横浜流星さんは、やはり上手いですね。

「一つも戯けられねぇ世にしたくない。春町のような犠牲を出したくない」そんな蔦重の気持ちは痛いほどわかります。けれど、エキサイトするあまりに定信同様に間違った方向に足を踏み入れて行きそう。

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