男女で異なるモラハラ「被害」と「加害」の実態──夫婦間のモラハラ(モラルハラスメント)に関する実態調査(第2報) (4/9ページ)
3. 被害の内容―「怒鳴り声」だけではない、心に残る“言葉”と“沈黙”
モラハラを受けたことがあると答えた人(n=2,461)に、その内容を聞いたところ、
最も多かったのは「侮辱する・人格を否定する(45%)」、次いで「小さなミスを責める(42%)」、「大声で怒鳴る(41%)」、「無視・会話を拒否する(36%)」でした。
男女ともにこの上位4項目は共通しており、
多くの人が「怒鳴る」「責める」「無視する」「侮辱する」といった言葉や態度による心理的圧力をモラハラとして受け止めていることが分かります。
つまり、被害の中心は“日常の中にある小さな攻撃”にあります。
ただし、注目すべきはその感じ方の差です。
全体の傾向は似ていても、「どの行為をより強く“モラハラ”と感じるか」は男女で異なります。
図2:配偶者から受けたモラハラ内容(男女別)
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4MzE4NyMzNjM3OTUjODMxODdfclZoSG9SVUhZUS5wbmc.png ]
※実際の質問:Q. あなたが配偶者から受けたモラハラに当てはまるものをすべて選んでください (夫婦間のモラハラに関する実態調査 ©レゾンデートル株式会社)
グラフを見ると、女性のほうが全体的に割合が高く、特に「大声で怒鳴る(女性48%/男性32%)」「家事や育児を一方的に押し付ける(女性32%/男性17%)」では差が大きく開きました。
こうした威圧や責任の偏りに関する行為は、女性にとってより深刻に感じられやすいようです。