『べらぼう』歌麿の欲からひらめいた!「男女」を超越し愛する蔦重の仕草で誕生したあの美人画【後編】 (6/8ページ)

Japaaan

喜多川歌麿「ポッピンを吹く娘」

「男女」を超越した蔦重への愛から新しい発想が

幼い頃に命を助け居場所と名前をくれた蔦重。そして、大人になってからは体を売り荒んだ生活から再び掬い上げ、居場所と名前をくれ、“弟”にしてくれた人。

大切な兄であり家族でありビジネスパートナーである蔦重は歌麿にとっては、「男色だから好き」という単純なものではないはず。

「男が好きとか女が好きとか」そんなことを超越した存在として愛しているのだと思います。

けれど、唯一無二の存在である血のつながりがある「家族」という確固たる関係になることはできない。蔦重にはてい(橋本愛)という妻=家族もできてしまった。

新之助(井之脇海)が自分の身代わりになって亡くなった時、心底落ち込んだ蔦重ですが、ていでさえ救えませんでした。けれども、「しんさんはとびきいりいい笑顔をしちゃいなかったかい」と言って、失意と苦しみの中でもがく蔦重を救い出したのは、歌麿です。

人生の泥沼から救い救われる。この二人の間の愛情や想いは、「男色」の表現だけで片付けられるような間ではありません。

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