実は敵より仲間を多く斬っていた!幕末の戦闘集団「新撰組」誇張と脚色に彩られた彼らの実態 (1/6ページ)
幕末もののエンタメ系ストーリーで大活躍するのはなんといっても新撰組でしょう。ところがこの新撰組、小・中学校の教科書で取り上げられることはほとんどなく、高校の教科書でもほぼ欄外扱いです。
例えば山川出版社の『詳説日本史B』では「池田屋事件」に注が打たれて、欄外で「京都守護職の指揮下にあった近藤勇ら新撰組が、尊(尊皇攘夷)派を京都の旅館池田屋で殺傷した事件」とわずか数行で説明されている程度です。
この扱いは寂しい限りですね。
京都市の池田屋跡。名前を使用した居酒屋になっている(2009年・Wikipediaより)
とはいえ映画・ドラマ・小説・漫画などですっかり作り込まれてしまったおかげで、実態とはかけ離れたイメージが世間に浸透しているのも事実です。
実際の新撰組の姿はかなり誇張と虚構によって彩られているところがあり、まともに教科書に載せようとするとかなり面倒なことになるのは間違いありません。
本稿では、そうした誇張・虚構をいくつか取り上げます。
服装も職務内容も地味まずは服装です。