「べらぼう」歌麿の肩組みにネット歓喜!大崎が毒饅頭を食べた理由、グニャ富とは?史実を元に解説 (5/9ページ)
だからとっくに出てきてもいいはずですが、物語の都合上、今さら実の父親を出すこともないでしょう。
ただ「源内が生きていたら、このくらいの年齢だろう」という人物を、適当に見繕ってきたのだと考えられます。
勝川春朗がもたらした?遠近法と陰影の技法
かくして「写楽」は生まれた。NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」公式サイトより。🄫NHK
チーム写楽が順調に稼働する中、ようやく見つかった勝川春朗(くっきー!)。相も変わらず個性的な言動が目立つ中、蔦重と歌麿に新たなヒントをもたらしました。
「ド~ン、キュッ、キュッ!」
蘭画は手前がド~ンで、奥がキュッキュ!手前に出ているものが大きく、奥のものは窄まって見える……つまり遠近法が表現されていると言いたいのでしょう。
このド~ン、キュッ、キュッがもたらす極端な印象こそ、源内らしい蘭画風役者絵を引き立てるヒントとなったのです。
加えて蔦重は蘭画に縁取り線がないことに着目。それなら対象物の輪郭線を色つきにし、影をつけることで立体的な表現を可能としました。
遠近法と陰影の技術は水墨画でも既に使われているように思いますが、ともあれこの気づきが、写楽の絵をより活き活きと動かすことになるのです。