『べらぼう』愛の告白に胸キュン!松平定信(井上祐貴)──ツンデレなオタク全開!10の魅力【後編】 (3/9ページ)
きつくお咎めの言葉をいうとともに、実は推しの春町に一目会ってみたかったのかもしれません。けれど、それが春町を死に追いやってしまった。信義と会った後、布団部屋で布団に顔を埋めて慟哭する定信。
激怒したとき「こんなもの!」とばかりに破り裂いた春町の『鸚鵡返文武二道』は、しわを伸ばして丁寧に重ねられてありました。捨てることはできなかったのです。
この取り返しのつかない後悔、悲しみ、衝撃……さまざまな感情の嵐は、独りで受けとめて耐えるしかなかった定信だったのでした。
定信の慟哭を受け止めてきた布団部屋。NHK大河「べらぼう」公式サイトより
黄表紙など上方に任せれば?にムキに「『世は思うがままには動かぬもの』。そう諫言した者を私は腹を切らせてしまいました。その者の死に報いるためにも私は、我が信ずるところを成しえねばなりませぬ!」……違う方向へと自らを追い詰めていく定信。そして、出版業界はより厳しい規制がされるようになってしまいました。
そこで、蔦重は長谷川平蔵(中村隼人)に頼み、「江戸の本屋は規制が厳し過ぎて新刊が出せない。上方の本屋が黄表紙も錦絵も作ろうとしてる」と定信をそそのかしてもらいます。
「くだらぬ町方の意地の張り合いにございますよ」と平蔵にいわれピキッとなる定信。