『べらぼう』本は総合芸術!壮大な夢噺のラスト飾る“屁”の大合唱!爆笑と号泣の賑やかな最期【後編】 (3/12ページ)
精米することで、ビタミンB1を含む胚芽部分が取り除かれる白米を大量に食べ、野菜のおかずなどはあまり食べなかった江戸っ子の間で流行った病でした。そういえば、耕書堂の食事は、山のように盛られた白米と梅干しという食事でしたね。
「江戸を離れて療養すれば快方に向かうことも」と心配するていの提案に乗り気ではない蔦重。
「一儲けできると思うんだよなあ。脚気で」
「…は?」
「余命数ヶ月の本屋」を売り物にすれば、客は「じゃあ、一つ買っておいてやるか」となるので、本が売れるだろうと言います。自らの命をかけて戯ける蔦重。
蔦重の最高の相棒だったてい。NHK大河「べらぼう」公式サイトより
チーム各人にそれぞれ個性を生かした仕事を依頼「食事療法しながら、店で本を作る」と言い張る蔦重は、チーム蔦重を呼び病のことを伝えます。最初は「またまた〜」なノリだった皆も、自力で立つこともできない蔦重の様子に、事の重大さを感じ取り深刻な表情になっていきます。
息をするのも苦しそうな蔦重は「ひとつ希望がある」と打ち明けます。
「死んだ後に『あいつは本を作り続けた。死の間際まで書をもって世を耕し続けた』と伝えたい。俺のわがままを聞いて欲しい」と頭を下げます。