『べらぼう』本は総合芸術!壮大な夢噺のラスト飾る“屁”の大合唱!爆笑と号泣の賑やかな最期【後編】 (9/12ページ)
死にそうな姿で本を売る自分を客にアピールするのは蔦重らしい戯け。もちろん、残されるていのため、店の存続のため、たくさん稼ぎたかったのでしょう。
ある夜、拍子木の音とともに巫女姿の九郎助稲荷(綾瀬はるか)が蔦重の前に登場。
「今日の昼ここのつ、午の刻に迎えにまいります」「合図は拍子木です」と伝えます。
これは蔦重の見た夢という設定。
蔦重をあの世へ迎えに来た九郎助稲荷。NHK大河「べらぼう」公式サイトより
「日の本一のべらぼうにございました。」その夢のお告げをていに伝え、店のスタッフが皆に伝えにいくのですが。
「誰も来ねえなぁ…」「もう、死ぬとは思われておらぬかもしれませんね」相変わらず、漫才のようなやりとりに笑ってしまいました。
蔦重亡き後のことを話し合う二人。さまざまな手配を滞りなく書面にまとめているてい。お寺にも通夜のことを知らせに出し、戒名までしっかり準備、墓碑銘は「狂歌師・宿屋飯盛(又吉直樹)にお願いする」と伝えます。(「お礼も包めますし」と、配慮するところがていらしい気配り)
「万が一のことをずっと考えておりました。こんなものクズ屋に出せるのが一番と」。