【豊臣兄弟!】秀吉の草履エピソード、実は『べらぼう』時代に誕生。歌麿も影響された「絵本太閤記」の創作だった (2/9ページ)
今回は、ドラマでは歴史を動かす大きな役割を果たした “草履”エピソードとその誕生話を深掘りしてみました。
鼻緒の柄が可愛い、信長の草履。NHK大河「豊臣兄弟!」公式サイトより
“草履”が秀長の才知を印象付ける役割を「豊臣兄弟!」では3話・4話と続き、豊臣兄弟、織田信長(小栗旬)、城戸小左衛門(加治将樹)に関わる重要なアイテムとして登場したのが“草履”です。
まず、3話で、藤吉郎は城戸に槍の稽古で倒され打ち据えられたとき、履いている“草履”を目にします。鼻緒の生地は、白地に赤とピンクの柄が施された柄。
そして、同じ柄の草履が清州城の土間にあるのに目を止めた藤吉郎は、てっきり城戸の草履だと思い、盗んで売ってしまおうと懐に入れます。ところがそれは信長の草履でした。
殿に見咎められて、とっさに「温めておいた!」と嘘をつく藤吉郎。これはよく知られるエピソード通りですね。
けれども信長は「それは殊勝な心がけ」と褒めつつ、「この陽気(初夏頃)でか?」とツッコミむというまさかの展開。
思わずたじろぐ藤吉郎に代わり、「もうすぐ雨が降りそうなので濡れるといけないと思い懐にしまった」と答える小一郎。さらに、「自分は百姓なのでわかる。