なぜ「和食」は油が少なく「中華」は油が多い?日本と中国、料理を分けた“油と水”の歴史 (2/5ページ)
三世紀には神社に油が献納された記録があり、奈良時代にはゴマ油が税として徴収されていましたが、用途は灯明が主でした。
江戸時代に入っても油は高価で、行灯の燃料や肥料として再利用される貴重な資源でした。
江戸社会に関して言えば、社会全体が自然素材を徹底的に再利用する循環型社会だったこともあり、油は生活資源として扱われていたのです。
江戸時代に広まった 「天ぷら」の誕生そんな日本で油料理が広まるきっかけとなったのが、江戸時代に広まった 天ぷら です。
江戸では長屋が密集し火事が多かったため、揚げ物の屋内営業が禁止されていました。そこで屋台で提供されるようになり、天ぷらは江戸の名物として定着したのです。