【豊臣兄弟!】大嫌いになり申した!小一郎が信長に示した信じる力、豊臣にあり織田になかった“兄弟の絆” (4/10ページ)
「親方様は必ず勝つと信じている」と言い切った藤吉郎。そんな兄を「信じる」と決めた小一郎。桶狭間の戦いで勝利を納めたことで、『兄弟の絆』は強くなりました。
第5回『嘘から出た実』では、藤吉郎は松平元康(家康:松下洸平)に、「出世の秘訣」を聞きます。
元康は「信長殿を信じろ。己を信じて進め。大事なのはここじゃ(と胸を叩きつつ)!熱意は人を動かす。」と答えました。
実は、その後「すべて逆のことを言うてやったわ!わはははは」と大笑いしていましたが。
つまり、元康は「信長のことなど信じない」「己を信じて進むことなど無理」「気持ちや熱意で人は動かせるもんか」と思っているのでしょう。
けれど、その“嘘”を額面通り吸収した藤吉郎(つまり元康のことも信じた)は、『人を信じる力』をより強固にしました。
戦国時代では、“疑うこと”ことは生き残っていくためには必須です。“信じる”ことは、相手に隙を見せることになってしまいます。人がいい悪いとかの問題ではなく当たり前の生存戦略でした。
けれども、藤吉郎はもって生まれた性分もあるのでしょう。元康の言葉をそのまま信じ、自分の“真理”として昇華しました。
自分が仕える主君を信じる、そんな己も信じる、そんな熱意が人を動かす。
ここに、豊臣兄弟の強さの原点が生まれたのです。