【豊臣兄弟!】残酷な史実の前フリに…浅井長政(中島歩)のお市(宮﨑あおい)への“誠実な愛情”を考察 (5/10ページ)

Japaaan

NHK大河『豊臣兄弟!』公式サイトより

「人質とは思っておらん」に解けるお市の心

お市が信長に鏡のお礼をいうために文をしたためているところに、長政の父・浅井久政(榎木孝明 )が登場。

婚礼の席でも「織田家の嫁など決して歓迎はしないぞ」感をひしひしと漂わせていましたが、文について「我が浅井の内情を知らせておるのではあるまいな」と嫌味をいいます。

一応、「戯言じゃ」というものの悪意を感じましたね。これが浅井家での日常なら、お市が心のシャッターを降ろしている気持ちがわかります。

ある日、廊下を歩いていた長政とお市は、庭で久政付きの家臣が焚き火の中に鏡を放り込んで燃やしている場面に遭遇。陰湿な嫌がらせです。

「何をしておる!」と叱責し「誰か水を!」と叫ぶ長政に「もうよい!」というお市。

「もうよいのです。いつまでも織田を捨てられぬ私が悪いのじゃ」と。静かに、けれども泣きそうなお市の表情を見た長政は、腕まくりして気合いを入れ、炎の中に手を突っ込み、素手で灼熱の鏡を取り出しました。

手は火ぶくれの火傷状態になり痛そうな長政に「なぜこのような真似を!」と慌てて問うお市に、「そなたの大切なものであろう」と答えます。

「捨てずともよい。わしはそなたを人質とは想っておらん。そなたは織田と浅井を結ぶ架け橋じゃ」

心のこもった長政の言葉に、おもわず声をあげて胸元に顔を埋めて涙するお市。

見ているほうも、二度目の「惚れてまうやろう〜!」な、胸キュン過ぎるセリフでした。

焚き火の前で地べたにしゃがみ込みこみ抱き合う二人に、ハラハラと雪が降りかかります。「雪がわしの手を冷そうとしてくれる。空もわしらの味方じゃ」と笑みを浮かべる長政の胸に顔を埋めるお市。

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