Gold受賞企業3社が語る「はたらく人ファースト」の実践〜HR領域のAI活用・エンゲージメント・働き方改革の最前線 (6/10ページ)
スコアに一喜一憂するのではなく、“何に満足し、何に不満を感じているのか”を丁寧に分析することが重要です。さらに、給与や福利厚生を改善しても満足度が上がらないケースがある一方で「思う存分力を発揮できる環境」や「ルールが守られ、公平性が担保されている状態」といった要素が、満足度を大きく左右することにも言及しました。
また、従業員の中には、自身の不満や課題を言語化できないケースも多く存在します。そのため、サーベイの数値だけでなく、日々のはたらきぶりや現場の様子を観察することも重要な手がかりになるとしています。サーベイは単なる“結果”ではなく、組織改善のヒントが詰まった“宝の山”です。特にネガティブな声こそ、改善の起点として前向きに捉えることが、組織の進化につながると強調しました。
トークテーマ③:はたらき方の改善について
「はたらかせ改革」にしないために
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4NDcyMyMzNzE2ODYjODQ3MjNfdnJObUpxeWpERS5wbmc.png ]
はたらき方の改善において重要なのは、制度の導入そのものではなく、現場の実態に即した形でどのように運用し、成果につなげるかです。
小売業のキーストでは、これまで長時間労働や連続勤務が当たり前とされてきた業界構造を見直し、シフトをデータ化。連勤制限などのルールを徹底することで、無理のない勤務設計を実現しました。その結果、売上111%を維持しながら、実労働時間を30%削減することに成功しています。「休み方を変えることで、“仕事が好き”という気持ちの純度を守る」という考え方が、生産性向上にもつながった好例です。
建設業の大和工務店では、労働時間の制約が強まる中で、「いかに短い時間で価値を生むか」に着目。