結婚生活に満足している既婚者でも4割が感じる、“結婚によって失ったもの”とは?|結婚によって”失ったもの”に関する意識調査(第1報) (3/7ページ)
▼図1:現在の結婚生活の満足度(結婚年数別)
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同時に注目されるのが、「どちらとも言えない」とする中間層の増加です。3年未満では11.5%ですが、10〜19年では23.4%、20年以上では22.4%となっています。
また、不満層にあたる「どちらかといえば不満」「不満」を合計すると、3年未満では10.1%、3〜9年では11.3%、10〜19年では15.0%、20年以上では17.6%となります。年数とともに一定の上昇は見られるものの、満足層の縮小に比べると、その増え方は緩やかです。
この結果からは、結婚生活が年数とともに単純に悪化するというより、評価が曖昧になっていく傾向がうかがえます。新婚の頃は、楽しい、幸せといった感情をはっきりと実感しやすい一方で、年数が経つとそれが日常化し、特別なものとして意識されにくくなります。ただし関係自体は安定しているため、不満として強く表れるわけでもありません。
つまり、結婚生活の時間経過が直ちに「不幸の増加」を意味するわけではありません。むしろ、感情の鮮度や評価の明確さが徐々に薄れ、「悪くはないが、強く満たされているとも言いにくい」という状態が広がっていくと解釈できます。
では、結婚生活のなかで、独身時代と比べて何かを失ったと感じている人はどれほどいるのでしょうか?
3. 結婚生活に不満がある人ほど、何かを失ったと感じやすい?
続いて、結婚生活に満足している人と不満を持つ人で、独身時代と比べて何かを失ったと感じるかを比較します。