驚愕の古代史!卑弥呼はなぜ女王になったのか?邪馬台国誕生の裏にあった異常気象と“倭国大乱”[後編] (3/8ページ)
青谷上寺地遺跡で見つかった大量の人骨の謎
島根県鳥取市青谷町に「地下の弥生博物館」と称される青谷上寺地遺跡があります。弥生時代前期から古墳時代前期にわたるこの遺跡からは、農作業や土木作業に利用された鋤・鍬などの道具、漁業に用いられた船の破片や釣針、そして土器類など多くの遺物が発掘されています。
同遺跡が「弥生博物館」と言われるのは、出土品の保存状態の良さからです。遺跡周辺が低湿地帯で外気から遮断された状態にあるため、腐敗菌の繁殖が抑えられることにより、遺物の保存状態が良好に保たれたと考えられています。
同遺跡では、2000年(平成12年)の発掘調査で、集落を取り囲むように掘られた溝から弥生時代後期の人骨が見つかりました。その数は、おおよそ300点、110体分という多さで大きな話題を集めたのです。