【豊臣兄弟!】小一郎が断ち切った“憎しみの連鎖”…我が子を取り戻した慶と夫婦の絆を深めた第19回を考察 (6/10ページ)
頼昌は慶を斬ってから刀を抜けなくなったとか。この人はこの人なりに苦しんできたのでしょう……けれども。
慶の覚悟に激昂して刀を抜こうとするも。(NHK大河「豊臣兄弟!」公式サイトより
憎しみの連鎖に終止符を打ったMVPは絹今回長年の憎しみの連鎖に終止符を打ったのは、小一郎の誠実でまっすぐな言葉による交渉術もですが、やはりMVPはなんといっても母の絹。
慶の覚悟、与一郎の思いをぶつけられ、部屋に飾った亡き息子の甲冑にすがり謝る頼昌を見て、「違った生き方をしてきたことの幕引き」を決めたのでしょう。
息子の甲冑を愛おしそうに泣きながら眺めた直後、ドンガラガラガッシャ〜ンとばかりに床に思い切り打ち倒して「これは、頼広などではありませぬ!」と夫を叱咤。
「わたくしたちの頼広は、いつももっと優しく、笑っておりました」
「そうよね、おちか」
偶像崇拝のように甲冑に縋り付き、孫に織田家への憎しみを植え続ける夫は間違っていること、そして苦しんでいることを、誰よりも分かっていたのでしょう。
古今東西、母が愛しい息子の姿を思い浮かべるとき、その姿は「戦場で敵を殺しまくる兵士」ではなく笑っていた姿が思い浮かぶはずです。