朝ドラ「風、薫る」東雲ゆき(中井友望)の実在モデルは?子爵のお嬢様に突きつけられた“看護”の厳しさ (1/8ページ)
NHK朝の連続テレビ小説「風、薫る」。6月1日(月)から始まった第10週のテーマは『疾風に勁草(けいそう)を』。今までのなかで一番難しい言葉を使用したテーマです。
これは古代中国からの諺「疾風に勁草を知る」から来たのでしょうか。「疾風」は急に早く吹く強い風のこと。「勁草」は風雪に耐える強い草。「激しく風が吹くことで、はじめて丈夫な草が見分けられる」という意味から転じて
▪️困難に出会い、はじめてその人の意思や信念の強さを知る
▪️耐え難いほどの試練や困難に遭遇した時こと、その人の人間の真価が問われる
などの意味を持つ言葉です。もしこの意味なら、試練が待ち受けている週になりそうですね。
先週の金曜日の回で、看病婦と看護婦見習い“ナース7”との対立構造が和らぎ、両者の間に暖かな風が吹き始めました。(この場面に流れた「劇中伴奏音楽」、初めての歌詞入り合唱曲が話題になりました。音楽担当は、スタジオジブリのアニメ映画「耳をすませば」の音楽などで知られる野見祐二さん。視聴者の間で「感動的」「ジブリっぽい」などの声があがっていました。心に沁み入る音楽でしたね。)
「経験」と「知識」が手を結び、帝都大病院における「看護」が進化に向かう明るい希望が感じられたかと思いきや。ラストで「看護」は常に「死」と身近に接する仕事なのだという厳しさを突きつけられました。
まだ見習い看護婦なのに、優しい温もりのある風から突然、疾風に直面してしまったのが、東雲ゆき(中井友望)でした。ゆきとはどんな人なのか、その存在の意味するところは……などを、ドラマの内容や史実とともに考察してみました。
※現在では「看護師」という名称ですが、この記事では当時の名称に合わせ「看護婦」と表記しています。
※本記事では登場人物のモデルとされる実在人物を紹介していますが、ドラマ上の人物設定や物語展開は創作を含むため、実在人物の生涯・経歴とは異なる場合があります。