朝ドラ『風、薫る』「日本のナイチンゲールになる」生田絵梨花が演じる玉田多江の実在モデル・桜川里以の史実 (5/9ページ)

Japaaan

植村正久(wiki)

「看護」は医者なんかにやらせてあげられない仕事

第6週『天泣の教室』

ドラマでは、看護婦養成所西洋のナイチンゲール方式の看護を教えてくれるバーンズ先生(エマ・ハワード)が来ます。

そして、看護の基本は「まずは衛生から」と掃除・換気・シーツの敷き方ほか、油で固めた日本髪は不潔なので束髪にして「皆さん自身が清潔であること」を学びます。

最初は、「シーツの敷き方が看護になるのですか?」と反発していた多江。勉強への意欲が高いゆえに、“雑事”ばかりに思えて物足りなかったのでしょう。

けれども、自身が風邪で寝込んだとき、この“雑事”こそ大切なことに気がつきます。

「シーツにシワがあると、背中にもぞもぞ当たる」「喉が痛くて声が出ない患者は、表情を見ることが大切さ」など、患者目線になり「看護の基本」の重要さに気がついたのです。

養成所で倒れてしまった多江。(NHK「風、薫る」公式「X」より)

「女は結婚しろ」な古い父にはっきり考えを述べた多江

ドラマでは、せっかく清潔であるために束髪にした多江は、実家に戻るときに日本髪に戻します。

父はこの時代にありがちな「女は結婚して夫に尽くすのがベスト」な古い考え方で、無理やり縁談を決め「医師である夫を手伝えばいい」な考えの持ち主でした。束髪にしたら何を言われるかわからないと遠慮したのでしょう。

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