朝ドラ『風、薫る』「日本のナイチンゲールになる」生田絵梨花が演じる玉田多江の実在モデル・桜川里以の史実 (4/9ページ)
ちなみに一ノ瀬りんのモデル・大関和と、大家直美のモデル・鈴木雅は安政4年(1858)生まれなので、里以は彼女たちよりも8歳年下になります。
原案伝記小説では…
〜20歳の桜川里以である。父は著名な儒学者で、築地にある海岸女学校(現青山学院)で漢籍を教えている。長兄が植村正久と知己であることから、看護学校の開校を知り、入学を決めた。〜
とあります。
史実でも、慶応4年(1868)に鳥羽伏見の戦いで旧幕府軍が新政府軍に敗れ、明治になったために、里以の父は「桜川小晦(こかい)」と名前を改め、一家は上京。植村正久と出会いキリスト教に入信したのでした。
ちなみに、植村正久は、日本の牧師で思想家。大関和は正久に正規の看護婦になることを薦められています。(ドラマ内では植村正久をモデルにした吉江善作牧師(原田泰造)が登場しています。)
正久が熱心に勧めたのは、宣教師のマリア・T・トゥルーが設立した桜井女学校(現女子学院)附属の看護婦養成所でした。(ドラマ内では、宣教師のメアリー(アニャ・フロリス)として登場)
もしかしたら、植村正久は和に勧めたように里以にも「苦しむ人を救う看護の道はキリスト教の博愛精神にかなう」と勧めたのかもしれませんね。