朝ドラ『風、薫る』「日本のナイチンゲールになる」生田絵梨花が演じる玉田多江の実在モデル・桜川里以の史実 (6/9ページ)
そして看護養成所を退学させようとします。そんな父に対して、
「私、看護婦になります。看護婦には大したことはできません。診断、治療は医者の仕事です。
でも、病に苦しむ患者を近くで観察して、シーツを替え、窓を開けて換気をして、回復する環境を整えて、水を飲ませ、時に手を握ってそばにいることは、医者なんかにやらせてあげられない仕事です。
私が看護婦として働くのを認めてくれない人とは、結婚はしません。」
りんや直美同様、多江も「女に学問は必要ない」「女は自立するな」な明治時代、親や周囲の“保守的・男尊女卑的な圧力”と戦っていたのでした。
びしっと、自分の考え方を自分で述べる多江。かっこよかった。
実際に、桜川里以と父の間にこのような確執があったかはわかりません。
けれども、その後の里以の看護婦としての活躍ぶりをみると、芯が強く自分の考えは堂々と口にだす女性だったような気がします。
自分の進む道を自分で決めて生きる。玉田多江。(NHK「風、薫る」公式「X」より)
帝大病院退職後は看護や廃娼運動に励む実際、明治21年(1888)に、桜川里以は、大関和や鈴木雅らと共に養成所を卒業。トレインドナースとして帝大医科大第一病院(現在の東大病院)に勤めるようになります。
ドラマでは、最初は7人だった看護学生のうち、残ったのはりん・直美・多江・工藤トメ(原嶋凛)の4人でした。