【豊臣兄弟!】光秀・秀吉、涙の茶室。“主”は違えど忠義は同じ…始まる豊臣の「天下への道」 (3/8ページ)
光秀の尊厳を重視した秀逸の茶室ストーリー
兵力差が歴然だった「山崎の戦い」は、短時間で決着。光秀は敗軍の将となり、「逃亡中に、農民らの落ち武者狩りに遭遇し命を落とした」説が有名です。
けれども、「豊臣兄弟!」では「落武者狩りに殺害」というエピソードにはしませんでした。
このドラマで描き続けて来た光秀像は、賢く人間力があり真面目過ぎるほど忠義に篤く優しい人物像。そんな、光秀の尊厳を重視した斬新かつ秀逸なストーリーとなりました。
竹藪のなかを逃げる光秀を捉えた石田三成(松本怜生)。
問答無用で首を斬る……ということはせず、生きたまま光秀を捕えて、秀吉の待つ茶室に連れて来ました。
秀吉は、光秀と茶室で二人きりになり、どうしても聞いて確かめたいことがあったのでした。
それは……「蟄居中」だったのに自分が信長に頼んで許してもらった織田信澄(緒形敦)のこと。
少し前、敵討に燃える織田信孝(結木滉星)が「織田信澄を処分した。あれほど目をかけてやったのに。逆賊の子は逆賊!父上も甘いな」といった言葉が胸に重くのしかかっていたのです。
自分が、信澄を許すように上様に頼んだことが仇になったかと悩む秀吉。
「いざいくぞ!」と怪気炎をあげる信孝に「今動くのは、危険です」と引き留めた秀吉。