【豊臣兄弟!】光秀・秀吉、涙の茶室。“主”は違えど忠義は同じ…始まる豊臣の「天下への道」 (6/8ページ)
光秀を見つめる仏の手は「上品上生」になっていた。木造阿弥陀如来坐像 (平等院・鳳凰堂)wiki
「あの人が作る世がみたかった」の言葉に決意する秀吉誠に仕えたい相手は違うものの、秀吉はその光秀の心や思いは我がことのように理解できるのでしょう。
あえて殺す場面は映さず。「明智殿の首は、百姓の落武者狩りから我らに届けられたことにする。」と、福島正則(松崎優輝)加藤清正(伊藤絃)らに告げた秀吉の目からは涙が消え、決意がみなぎっていました。
「たった一人、誠を寄せて仕えた“主”、公方様が作る世をみたかった」という光秀の言葉に、信長が「空のように境目のない世を作りたかった」という言葉が蘇ったのでしょう。
そして、そんな「上様が作りたかった世を作るのは、織田家のものではない。わししかおらん」と決意したのだと感じました。
光秀を演じた要潤さんはインタビューで「落武者狩りで終わるのではなく、秀吉との対話があることによって、本能寺の変も含めた光秀の思いをすべて発散でき、光秀の生き様を濃密に表現できた」とのこと。
確かに、今までの中で一番、心に残る秀逸な描き方だったと思います。