寝る前30分、スマホを置くと何が変わる? 働く女性に広がる「夜のセルフケア」 (2/3ページ)
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ウェルビーイング
同社が2026年秋から展開予定の「NOCT」では、就寝前の30分間、スマートフォンなどから距離を置き、静かに過ごす時間を「なぎかつ」として提案している。10月中旬からは、アロマキャンドルとジャーナリング用ノートを組み合わせた商品の展開も予定しているという。
目的は商品そのものを使うことだけではなく、寝る前に一定の時間を確保し、日中の出来事や自分の気持ちを振り返るきっかけをつくることにある。
ただし、新しい生活習慣を定着させるのは簡単ではない。商品を購入した直後は続けられても、仕事が忙しくなったり生活リズムが変わったりすれば、次第に元の習慣へ戻ってしまうこともある。
特にスマートフォンは、連絡手段だけでなく娯楽や情報収集にも使われているため、「30分触らない」という単純な行動であっても継続には工夫が必要になる。セルフケア商品が、実際の生活習慣の変化までどこまで後押しできるかは、一つの課題といえる。
「休むこと」への罪悪感はなぜ生まれるのか小早氏が着目するもう一つのテーマが、「何もしない時間」への心理的な抵抗だ。
仕事や家事などで忙しい人ほど、空いた時間にも何か有意義なことをしなければならないと感じやすい。
「休む」「ぼんやりする」といった時間が、生産性のない時間のように捉えられることもある。
しかし、日常生活のすべての時間を効率化する必要があるのかという問いもある。セルフケアというと、美容や運動、食事など「何かをすること」が注目されがちだが、あえて予定を入れず、スマートフォンから離れる時間を確保する考え方もその一つだ。
ただ、こうした時間の過ごし方を「正しい休み方」として押し付ければ、かえって新たな負担になる可能性もある。大切なのは、特定の方法を守ることではなく、自分の生活の中で無理なく気持ちを切り替えられる時間を見つけることだろう。