朝ドラ『風、薫る』りんの「手」が佳枝(相田翔子)の心を解く…史実に残る“最善を尽くす”派出看護婦の心得とは (7/8ページ)

Japaaan

大関和 著『派出看護婦心得』,看護婦会,大正8. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/935171 (参照 2026-08-19)

そして、最後の項目『市立病院派出看護婦の心得』

「どこにあっても如何なる場合に於いても最善をなす可き事」

最後の一行に、ドラマでの過去の場面が蘇って、静かに胸がじんとする思いでした。

手術前夜、眠れない和泉千佳子侯爵夫人(仲間由紀恵)に一晩付き添ったこと、かつて暮らした長屋の大家さんの病状が急変して最期まで看取った夜、心中事件で担ぎ込まれた女郎の夕凪(村上穂乃佳)を守ったこと、

そして、自らも恐怖にさらされながらも、赤痢の感染が広がった村の避病院での防疫活動の大奮闘……

そんな、大変な場でも「最善をなす可き事」と肝に銘じて活動した人々がいたのかと思うと、短い一行ながら心に残る言葉だと思いました。

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