夫婦共働きでも平等ではない?女性の約7割が感じる「負担の偏り」|”共働き格差”の実態調査(第1報) (5/9ページ)
20代にとっては、仕事を通じて社会とつながることが日常の一部となっており、それ自体を働く理由として意識する機会が少ないのかもしれません。一方、30代以降では、結婚や出産、育児などによって生活に占める家庭の比重が高まるなか、仕事が家庭の外とのつながりを維持する場として、より強く意識される可能性があります。
また、「キャリアのため」は30代16.6%、40代16.0%に対して、50代では8.6%にとどまりました。年代が上がるにつれて、昇進や将来のキャリア形成よりも、現在の生活を支えることや社会との接点を保つことに、働く意味が変化しているとも考えられます。
このように、フルタイム共働きを続ける理由は、生活費や将来への備えといった経済的な事情が中心である一方で、年代やライフステージによって、キャリア形成や社会とのつながりなど、仕事に求める役割が異なる様子もうかがえます。
では、こうして夫婦ともにフルタイムで働く生活のなかで、女性は負担の偏りや不公平をどの程度感じているのでしょうか。
4. フルタイム共働き女性の3人に2人が不公平感、40代では70.3%
次に、フルタイム共働き女性1,569人に、現在の共働き生活のなかで負担の偏りや不公平を感じることがあるかを聞きました。
「ある」「たまにある」と回答した割合は、20代は60.6%、30代は68.7%、40代は70.3%、50代は64.9%でした。すべての年代で6割を超えており、特に40代では7割に達しています。全体では、66.5%が負担の偏りや不公平を感じていることが分かりました。