『豊臣兄弟!』降伏した元親を襲う残酷な悲劇…史実に見る四国攻めと秀吉・関白就任の舞台裏 (4/11ページ)

Japaaan

実際に近衛龍山が秀吉を猶子(ゆうし。相続権のない養子)としたことにより、秀吉は関白になっています。

五摂家(近衛家・一条家・九条家・鷹司家・二条家)の筆頭格であった近衛家としては、氏素性もわからない成り上がり者の秀吉を猶子にしたくなかったでしょうが……。

劇中でも少し触れられていましたが、当時は龍山の嫡男である近衛伸輔(のぶすけ)と、現職の関白である二条昭実(にじょう あきざね)が関白職を巡って争っていました。

近衛家としては、秀吉の力を借りることで関白職を確保したかったのでしょう。いっとき秀吉を関白に据えて、その後には近衛家へ関白職を返す……訳がありませんね。

ともあれ、このまま二条家に関白職を奪われてなるものか、という切羽詰まった事情によって秀吉を(渋々)猶子としたのでした。

実際に京都へ行って対面交渉したという話は聞きませんが、その辺はドラマの演出です。

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