【豊臣兄弟!】秀長が頼るキーマン・才蔵(間宮祥太郎)は実在した?郡山繁栄を起こす『起爆剤』 (4/7ページ)
各地からさまざまな商人を呼び込もうと考えたようです。
「座」の既得権益が強い奈良の豪商たちとは異なり、中小規模で商いをする職人・商人である才蔵のような立場の人にとっては、郡山で新しい店を開くことは、自分の頑張り次第で成功を掴めることもできる大きなチャンスだったのでしょう。
なんだか、現代とよく似ていますね。
奈良の筆屋の主人・才蔵(NHK大河「豊臣兄弟!」公式「X」より
長い歴史のある「奈良の筆」実は、奈良は日本の筆作りの発祥地とされる場所、
昭和52年(1977年)10月に国の伝統的工芸品に指定された、職人の手作業による一貫製造を特徴とする『奈良筆』が有名です。
筆の歴史は古く、中国から日本に筆が伝わったのは諸説あり定かではないようです。
有力な説としては、806年(大同元年)に空海(後の弘法大使)が遣唐使として唐から帰国したときに、中国の筆の製造技術を持ち帰ったというもの。
長穂の唐式筆は、僧空海が遣唐使であった頃、唐で製法を修め、帰朝後、大和国今井の酒井名清川に作らせ、嵯峨天皇と皇太子に献上したといわれています。その後この清川の子孫が今井で毛筆製造に従事しましたが、次第にその中心が墨の産地で寺院などの需要の多い奈良へ移行し、発達しました。(奈良市「奈良筆」)
寺社多い奈良では写経・記録の需要が多く、筆と墨は日常不可欠な道具。そのため、筆屋や大切な商売の一つだったようです。