ドライバー不足解消の鍵は給与だけではなかった?「仕事が好き」「仕事の意義」が継続意向・仕事への誇りに強く影響と分析/パーソルイノベーションとGOジョブが共同調査 (2/9ページ)
パーソルイノベーション内のHRサイエンス研究所では、物流やドライバーをはじめとした「フロントラインワーカー」※を対象に、はたらく人の行動や意思決定、キャリア選択に関する研究を行っています。
こうした背景のもと、GOジョブとパーソルイノベーション・HRサイエンス研究所は、ドライバー人材市場の実態を可視化し、人材確保・定着に向けた課題や有効な要因を明らかにするため、本調査を実施しました。
GOジョブ社が持つ現場・業界知見と、HRサイエンス研究所の研究知見を掛け合わせることで、ドライバー不足の背景にある構造的な課題や、人材確保・定着に有効な要因を明らかにすることを目指しています。尚、本調査では、心理学の「自己決定理論」の考え方をもとに、ドライバーのはたらく理由を「収入のため」「責任感」「仕事の意義」「仕事が好き」の4つの観点で整理。それぞれの理由が、継続意向や仕事への誇り、人への推奨意向とどのように関係するのかを分析しました。
※フロントラインワーカー:物流・運送、製造、建設、小売、飲食、介護など、人々の生活や社会インフラを支える現場業務に従事する職種の総称。
■調査結果
・ドライバーの約8割が今後も仕事を続けたいと回答
現在ドライバーとしてはたらいている人、または過去5年以内にドライバーとしてはたらいていた人を対象に、「今後もドライバーとしてはたらき続けたい」「ドライバーとしてはたらいていることを誇りに思う」「知人にドライバー職を勧めたい」かを尋ねました。
その結果、「今後もドライバーとしてはたらき続けたい」と回答した人は77.3%となり、約8割が継続意向を示しました。
また、「ドライバーとしてはたらいていることを誇りに思う」は61.0%、「知人にドライバー職を勧めたい」は38.8%となりました。
一方で、仕事への誇りや他者への推奨意向には個人差がみられ、ドライバーの仕事に対するさまざまな捉え方があることも分かりました。この結果から、多くのドライバーが仕事を続けたいと考えている一方で、仕事への誇りや他者への推奨意向を高める余地もあることがうかがえます。