なぜ海難事故を防げたのか? 沖縄土着の霊能者「ユタ」インタビュー (2/5ページ)

東京ブレイキングニュース

何か原因不明の健康不良が起きたり、周囲の身近な人間が不幸になったり、ひとによって様々。そういう良くない出来事が有り得ないくらい立て続けに起きるのがユタにならなきゃいけないって合図なんだけど、それに逆らうとおっかないことになるんだ。ユタになりたがらなくて発狂しちゃったひととか、原因不明の突然死をしちゃったひともいるよ」

ーーAさんもそういう怖いことが起きたんですか?

「ボクの時は、突然カミサマらしきひとが現れて『ユタになれ』と言われたところまでは覚えてる。そのあとは記憶が途切れ途切れなんだけど、何日間か高熱が出て朦朧として、最後は夢遊病になっちゃったみたい。ウチの家系にはユタが多くて、周りにすぐ気付いて貰えたからマシだったけど、とにかく怖かったことだけはハッキリ覚えてる」

ーーその神垂れというのが起きて、どうすればユタになれるんでしょう? ユタになれば不幸が止まるんですか?

「カミサマに『ユタになります。預かった力を人々の役に立てます』と誓って修行を始めるんだ。気付くと神垂れも終わってる」

ーー修行ってどんなことをするんでしょう?

「それは教えられないよ。ただ沖縄のあちこちの島にユタの修行場があるんだけど、そういう場所は入っちゃダメ。もし観光地じゃない変な場所に立ち入ろうとして現地のひとに怒られたら、その時は素直に出て行って。何か怖いことになっても責任が取れないから」

ーーでは具体的に、Aさんにはいったい何が見えているんですか? 例の船の事故の時とか、どこまで見えていたんでしょう?

「あの事故の時は船が燃えてるのが見えたよ。未来を見る時は日めくりカレンダーをめくっていく感じで、1ページめくるごとにその日に起きることがバ~っと出て来るんだ。現場に居合わせたみたいに見える時もあるし、ニュースや報道番組を見てる感覚の時もある。でも、いくつもある選択肢のどれを選んだらどの道に行くっていう枝分かれがあるから、情報量がとても多いんだよ。だから訓練して本当に見るべきものだけ見るようにしないと発狂しちゃう。そういうのも修行の内に入ってるの。

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