【考察】なぜロック音楽は「悪魔」を題材にし、それを良しとするのか? (9/10ページ)
■ ポップ・スターでもオカルトにハマることもある
ビバーガル氏がこの本を執筆中、最も驚いた事実が「ダリル・ホール&ジョン・オーツ」のダリル・ホールさんもまた、オカルトに傾倒しアレイスター・クロウリーをテーマにした、賛美歌という意味のアルバム『セイクリッド・ソングス』を制作、発表してしまったことなのだそうです。
それは「キング・クリムゾン」のギタリスト、ロバート・フリップさんと手を組んだプロジェクトで、ホールさんの清廉なイメージと経歴が損なわれるから止めておけと、さんざん周囲からもRCAレコードからも反対されたのにも関わらず、突っ走ったものだったんですって。
リリースされた結果、何も損なわれることもなかった上に、割と好調なセールスを記録したそうです。
実はオカルトがテーマだとしても、さすがダリル・ホール&ロバート・フリップのコンビとあって、ポップで美しい楽曲に仕上がっています。ポップ・スターでさえも、オカルトに魅了され夢中にさせられることもあるのだなぁ、という例がこれなのです。