【考察】なぜロック音楽は「悪魔」を題材にし、それを良しとするのか? (2/10ページ)
この著者はメタラーにして、ハーバード大学の神学校で勉強された方で、キリスト教やユダヤ教の教えにも詳しいだけでなく、ロック音楽史やロック系のトリビアにも造詣が深い方なのだそうです。
「io9」のシェリル・エディー記者は、このビバーガル氏と対談する機会を得て、人々を魅了する音楽のダークサイドについて語っています。以下はその会話の中から今回のテーマを考察してみたものとしてお届けします。
カバー・アートは70年代風のサイケデリックなネオンカラーで彩られ、300ページに満たないボリュームとあって、全部のハンドを網羅しているわけではないそうです。
決してロック辞典のようにしたくはなかったという思いがあったそうですが、各章には3つの柱となる物語を据え置き、これらが大きなテーマを支えたと言っています。
たとえば「ブラック・サバス」が、ポップ・カルチャーへ悪魔のイメージを広める取っ掛かりになったことに触れ、そこからヘヴィ・メタル音楽や世間一般での悪魔の扱いについても言及したとのことです。
こうした象徴的なバンドやストーリーから、徐々に話を狭めていき「モーターヘッド」のレミー・キルミスターさんがかつて在籍した「ホークウインド」や、後にアリス・クーパーさんに影響を与えたアーサー・ブラウンさんなど、ロックに詳しくない人たちにも伝説的バンド/ミュージシャンを紹介することができた、と語られています。
ちなみに下の動画が、彼のバンド「クレイジー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウン」の『ファイアー』(1975年)のライブ・パフォーマンス。