【山形県酒田市】人工声帯市長は辞めろ!?「市民の会」が差別的な要求 (1/2ページ)
咽頭がんで声帯を失った市長に辞職を求めたことから、山形県酒田市の第3会派が猛烈な批判を浴びている。
酒田市の本間正巳市長は、就任から2年目に病気が発覚し、自宅から通院するなどして治療を行っていた。今年11月に公務に復帰したが、12月16日の運営委員会で 「人口声帯の声が聞き取りづらく公務に支障が出る」として、第3会派「市民の会」の武田恵子市議が辞職を求めた。
しかし「市民の会」以外のすべての会派が賛同せず提案は却下。その後山形新聞や毎日新聞などがニュースとして取り上げたことから情報がネット上で拡散され、あまりにも差別的すぎるとして批判の声が集まっている。
この酒田市の「市民の会」は無所属議員のみで構成されているのだが、ネットでは民主党系だと言われている。調べてみると確かに「市民の会」の会長である関井美喜男市議の名前は民主党の公式サイトに掲載されており、会長が民主党系であるところまでは事実と言ってよいだろう。
しかしながら、地方議員など「受かりそうな組織にぶら下がるのが当たり前」なので、今回の件を根拠に民主党全体を差別者集団と看做すのは無理がある。それを言ったら差別集団ではない政党など日本には殆どないという話になるので、批判は仕方ないとしてもあまりに幼稚なロジックを組むのは慎むべきだろう。
この「市民の会」には労組の応援があり、2013年の地方選挙の際に「連合山形(日本労働組合総連合会 山形県連合会)」内の組織である「連合酒田飽海地協(連合山形 酒田飽海地域協議会)」が、会報で「市民の会」を協力会派として紹介し、選挙応援を呼びかけていた。そこにはマニフェストとしてこのような文言が記載されている。
・教育と働くことをつなぐ
・家族と働くことをつなぐ
・働くかたちをかえる
・失業から就労へつなぐ
・生涯現役社会をつくる
今回の「人口声帯を使わないと喋れないなら市長を辞めろ」は、上記のキレイな言葉に沿って発言されたものなのだろうか。