暇だからゾウ使いの免許を取りにチェンマイへ行ってみた (5/7ページ)
そう思って添乗員として来ていた旅行代理店スタッフのお姉さんに相談した。お姉さんは少し困ったような顔をしたがヒポポタマス似の店長に電話で話をつけてくれて、店まで一緒に同行してくれると言う。
古都アユタヤからバンコクに戻ると、なんと営業時間内にもかかわらず代理店のシャッターが下りていた。先ほどお姉さんが電話で「後で行く」と話をしていたはずなのに。まさか返金をしたくないがために居留守を使おうとしているのだろうか。お姉さんが再度かけてくれた電話にあの男が出たので自分の口で「ツアーをキャンセルしたい。お金も返してほしい」と言ってみたが「それは出来ない」の一点張りで突然電話を切られ、かけ直してみても電話にでないという調子だった。そう、タイにはクーリングオフという言葉など存在しないのだ。
仕方がないので一泊二日のツアー代7000円はドブに捨てることにした。
寝台列車で13時間かけてチェンマイへ降り立った。随分遠回りをしてしまった気がする。カオサンでトゥクトゥクに乗るところからやり直したい。