暇だからゾウ使いの免許を取りにチェンマイへ行ってみた (7/7ページ)
どう?朝、あんたのホテルまで迎えに来てあげる」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
私はチェンマイを目いっぱい楽しんだ。これでもう思い残すことはない。帰国予定日が二日後に控えていた。今夜中に夜行バスでバンコクへ戻って、明日はゆっくりお土産でも買おう・・・・・・
「どうだい?楽しいだろう?」
「はい、とても楽しいです。まるで夢の中にいるような気分・・・・・・」
「そうかいそうかい。それはよかったよ。ところでお嬢ちゃんはどうしてチェンマイに来たの?」
「わたし、象使いの免許を取りたくてやって来たんです」
「なるほどね」
「・・・・・・もしかして知っているんですか?象使いの免許を取れる場所を?」
「うん」
「・・・・・・」
「・・・・・・日が暮れてきたね」
「そうですね。そろそろホテルに戻りましょう・・・・・・」