【CIA内部文書】暴露された「スパイが入国審査を突破するテクニック」 (2/3ページ)

東京ブレイキングニュース

「2次審査を生き延びる」によれば、2次審査を課せられる主な理由は、(1)入国拒否歴があるなど要注意人物として登録(2)麻薬や政治的書物など禁制品を所持(3)パスポートの記載内容がビザと食い違うなどの不整合――の3点という。

日本の税関職員は若い西洋人に対し麻薬密輸を疑う...

 米国人が2次審査を課されやすい例を挙げた中で、「日本の税関職員は単独旅行者、とりわけ若い西洋人に対し、麻薬密輸を疑って警戒している」とある。イラン・テヘラン空港やロシア・モスクワ空港では、旅行者のノートパソコンを起動して内容を調べられることがある。その他の国でも、スマートフォン、iPod、MP3プレーヤーは要注意だ。「利用登録を要することから、本名が露見するおそれがある」

 CIA職員は世界中に駐在し、出張を繰り返しているが、CIA職員の身分はめったに明かさない。現に「CIA東京支局長」は東京都心の米国大使館に勤務するとされるが、その氏名が在任中に明らかにされたことはない。CIA職員は大使館員や米軍関係者を装うことが多く、民間人を名乗ることもある。

 CIAの活動をリアルに描く米国のテレビドラマ「ホームランド」にも、ニセ属性対策のシーンがでてくる。米バージニア州ラングレーのCIA本部に勤務する主人公の女性職員が、テロ組織のスパイと接触するためヨルダンに出張する。いったん第三国のキプロスに飛び、カナダの偽造パスポートを手渡されて、「カバーストーリー」を暗記しているかテストを受ける場面がある。偽名だけでなく、ニセの出身地など細かくニセ属性を覚える必要があるのだ。

〝2次審査突破術〟は、ニセ属性を使わない一般の旅行者にも役立つ知識と言えるかもしれない。外国を入国する際、ウソをつく人は少なくないからだ。

 例えば、海外出張をしたことがある人で、入国申告書の入国目的欄に「観光」と記した経験を持つ人は少なくないはずだ。正直に「ビジネス」と書くと、「不慣れな英語で質問責めに遭うと困る」とウソをつく。または、業務ビザが必要な国なのにビザを取得していない場合、そんなウソをつく人は多いのではないか。

 安宿や知人宅に泊まるつもりなのに、入国申告書の現地滞在先欄に泊まるつもりがない高級ホテルの名を書く人もいる。

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