日本の3DCGが目指す先とは? 荒牧 神山監督が語る新『アップルシード』 (6/6ページ)
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ストーリーに合わせた表現の選択・融合ができる“楽しい時代”

昨今、国産アニメでも増え始めている3DCG作品。ただし、神山さん曰く、海外と比べると制作予算の段階で「10分の1から100分の1くらいの差がある」のが現状。日本でも将来的には、素材として使いまわせる部分をストックしたり、ゼロからつくる要素を減らすことで、よりCGでの表現が取り入れやすくなるという。
とはいえ、表現の幅が広がっていることは間違いない。荒牧さんも現状を踏まえ、これからの作品づくりに対して抱負を語っている。
「さまざまな手法の選択・融合を通じて、ストーリーに合わせた表現ができるようになっている。そういう意味では楽しい時代。まだまだCG作品は数が少ないので、どんどん作品をつくって(視聴者に)慣れてもらいつつ、そのうえで表現の可能性を見せていきたい」(荒牧さん)
なお、注目の続編については「皆さまの応援次第」とのこと。

番組内ではこのほかにも、英語版と日本語版のセリフの違いにも言及。脚本を担当したのは、ゲーム『God of War』シリーズなどに参加するマリアンヌ・クラヴジックさん。英語の脚本となれば、アクターのセリフも当然英語。日本版の制作にあたっては、英語から日本語という直訳ではなく、より面白さが伝わりやすいように、原作よりのセリフを取り入れるなど、シーンによっては大胆に変更した部分もあるという。英語・日本語での表現の違いに注目しても面白いかもしれない。
『アップルシード アルファ』は、1月17日(土)から新宿バルト9・梅田ブルク7ほか全国で公開(同日Blu-ray劇場限定版)。通常上映のほか、荒牧さん自身が「いろいろリクエストした」という、視覚だけではない体験型の4DX版を鑑賞するのもオススメだ。