暇だからタイの男子大学生と束の間デートしてみた (2/9ページ)
その時、目の前を学生服姿の男の子が通り過ぎようとしていた。
「すみません、このホテルに戻りたいんですが、どうやって行けばいいでしょう・・・・・・」
わたしはとっさに声をかけていた。市場にいたほとんどの大人には英語が通じなかったが、比較的若年層ならば英語を話せる人は多い。
「・・・・・・タクシーで行きたいんですか?それとも歩いて行こうとしているんですか?」
私が差し出したホテルの住所を見て、男の子は怪訝な顔をする。とりあえず無視されなくてよかった。
“by walk” 「歩いて行きたい」と答えると少し驚いていた。
「・・・・・・じゃあ、ついてきてください。僕が案内します」

ラッキーだと思った。こんなかわいい男の子に道を案内してもらえるなんて・・・・・・!タイに来て二日目で変な髪型になってからは、ラブハプニングなど絶対に起こらないと思っていた。

「どこから来たの?」とか、「何をしている人ですか?」とか色々質問されたので、日本から来たライターです、というと「すごいね。どんなジャンルの小説を書いているの?」と言われてしまった。
なるほど、英語で「writer」は主に小説家って意味だよな、じゃあフリーライターは英語でなんて言うんだろう・・・・・・とずっと考えていたが、面倒くさくなったので「推理小説を書いています」と答えておいた。