暇だからタイの男子大学生と束の間デートしてみた (3/9ページ)
学生服の彼はとても爽やかで若々しく見えたので高校生だと思っていたが、実際は21歳の大学生で、薬学を学んでいるのだという。物腰が柔らかく、ユーモアのセンスも品もある。きっと頭が良くて、家もお金持ちに違いない。「タイ人男性との結婚というのもイイかもな・・・・・・」と、妄想は勝手に膨らんでいく。
チェンマイに何しに来たの?と聞かれたので「ゾウ使いの免許を取りに来た」というと爆笑していた。わたしが気の利いたタイ・ジョークを言ったとでも思ったのだろう。
付き合い始めの男女のように、お互いのことを質問し合った。私も彼も英語が完璧というわけではなかったが、不慣れな言葉で探り探り会話をするのはとても楽しかった。
『いつまでもこの時間が終わらなければいいのに・・・・・・』 気づかれないように歩くペースを落とす。
突然、「お腹すいてる?」と彼が聞いてきた。もしかして私をディナーに誘うつもりなのだろうか。
ワロロット市場で材料の分からない食べ物を色々食べてしまった私のお腹にそこまでの余裕はない。しかし、かわいいタイ人年下男性とのラブ・チャンスを逃す手などなかった。
「食べるより、キミと一緒にお酒を飲みたいな~」
上目づかいでそうアピールする私にフフッと微笑むと、前方にある屋台を指さした。

すごくパンチの効いた男女が経営する屋台だ。
「あれは『ロティ』っていうインドのパンケーキだよ。食べたことある?」
パンケーキ。正直いま一番欲していない種類の食べ物だ。