【3.11】東日本大震災、海外ではこう報道されている<イタリア編> (2/2ページ)
上記で引用したのは、セレモニーの中でローマ市長のマリーノ氏が述べた言葉です。遠い地で起きた出来事に対し、そんな言葉をかけてくれるのはただただありがたいという思いです。
放射能による影響を中心に報道する「il Giornale」

出典: il Giornale
「フクシマから4年後の日本」というタイトルで、放射能汚染に関する話題を展開したのは「il Giornale」です。炉心を冷やすために300トンもの汚染水が毎日排出されていることや、その処理が追いついていない状況が記されています。
「除染作業は終わりがないように見える。山は森に覆われ、川はすでに除染済みの地域に新たな汚染をもたらしてしまう。福島県には、駐車場や公共の公園など、まだ除染されていない場所が54000箇所もある」
報道の内容としては上記のようなもの。何をしなければいけないということでなく、やるべきことが山積みになっていて、さらに新しい問題が生まれ続けていることが淡々と記されています。それだけに、読んでみると「まだ何も終わっていない」ということが突きつけられるような気持ちになります。
まだ何も解決してないかもしれないけど
私がイタリアに引っ越したのは2012年1月。まだ震災の記憶は新しく、会う人みんなに「その後の状況はどうなの?」と聞かれました。
中には「もう全部大丈夫なの?」と言う人もいて、そのたびに「食べ物や電気がないなんてことはないけど、家に帰れない人もいるし、まだ解決したとは言えない」というようなことを、つたない言葉で伝えていた記憶があります。
4年が過ぎてもまだまだ状況は難しく、何かが解決したとは言えないかもしれません。それでも少しずつ、復興が進んでいることを願わずにはいられません。