デザインを変えると行動が変わる・・・新しい空港のカタチ (1/2ページ)

FUTURUS

デザインを変えると行動が変わる・・・新しい空港のカタチ

4月8日から、成田空港ではLCC専用となる“第3旅客ターミナル”の営業が開始された。第3旅客ターミナルには飛行機への搭乗口(スポット)が国際線で5つ、国内線で4つあり、コンパクトなターミナルといえる。このターミナルでの年間旅客取り扱い能力は750万人だという。年間の発着回数は5万回だ。

そしてローコストで建設されたターミナルには、LCCらしさを取り入れた様々なデザイン上の工夫がなされている。動線がわかりやすい陸上トラックのような廊下。出発ゲートではガラスを使うことが多い部分に金網を使用し、気軽に利用できる450席のフードコートやコンビニなどが設置されている。

そしてこの陸上トラックのような通路はデジタルを利用したキャンペーンやアプリ開発で有名なクリエイティブラボである『PARTY』が担当し、家具類は無印良品が提供したことも話題になっている。


■ 動線に陸上トラックを採用することでわくわく感を

『PARTY』はターミナルの設計段階からデザインに参加しているため、一般的なハコ先行による制約を受けることは少なかったという。

但し、予算はあくまでLCC専用ということでリーズナブルさが要求された。例えば、1個あたり約100万円かかる内照式看板を減らし、横断幕で使われる布素材を採用するなどの大胆なアイディアが活かされている。

このような制約のなかで、いかに旅行客に動線をわかりやすくするか、ということで採用されたのが、第3旅客ターミナルの特徴にも成っている陸上トラック方式の動線だ。

実際に陸上競技場で使用されているゴムチップ制の床材を採用し、旅立つ人は“空側を目指す”ブルーのトラックを、到着した人は“陸側を目指す”ブラウンのトラックで導くようにデザインされている。

このことで、電光表示板などの案内を必要最小限にとどめているのだ。

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