数十年後の未来で、同性カップルに「レズビアンって何?」って質問されるのが夢【LGBTの今を知りたい Vol.2~牧村朝子INTERVIEW~】 (6/7ページ)

タブロイド

――奥さまとの出会いによっても変わりましたか?

大きく変わりましたね。やっと完全体になったって感じ。今まで半分の自分で生きてきて、何かのパーツが足りない気がしてたのが、妻と出会ったことでパシューン! って合わさって完全体になった感じです(笑)

ちなみに、妻に会う前にもアプローチをかけた女性はいたんですけど、いつもフラれてばかりでした。今考えるとそうだろうなって思いますよ。だって痛かったですもん、私。それまで男の人としか付き合ったことがなかったんで、本物のレズビアンになるためには女の子と付き合わないといけない、レズビアンだっていう証明が得られないと思って声掛けまくってたんです。「私はビアン寄りのバイでね」とか業界用語重ねて一生懸命自分のこと説明して、「私はレズビアンよ。レズビアンである私を認めて」っていうオーラを発してました。

でも妻との間には言葉は要らなかったんです。「私のことを知って」っていう言葉が一切出てこなくて。彼女がステキだっていう、ただそれだけでよかったんです。

――まさに運命の出会いですね! ところで、セクシャルマイノリティと呼ばれる方々がどういった場所で恋愛相手を見付けているかについては、牧村さんの著書『百合のリアル』でも解説されていましたが、この本はどんな人に読んでほしいですか?

「今日から社会人」だとか「私はレズビアン」だとか、特定の言葉に自分を合わせないといけない気がしているすべての人です。人間って、1人ひとりを言葉でカテゴライズしがちですが、カテゴライズされたことによって息苦しさを感じたり、自分だけが人と違う気がしたりするものです。でも、そんなことで苦しまなくていいんだよということを、具体的にレズビアンという例を出すことで表現したのがこの本なので、言葉によるカテゴライズに違和感を感じている方をはじめ、多くの方に読んでもらえたらうれしいですね。

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