同性愛者にとってもそうでない人にとっても暮らしやすい環境を作りたい【LGBTの今を知りたい vol.3~豊島区議会議員・石川大我INTERVIEW】 (2/7ページ)

タブロイド

とはいえ、そのころはそういった感情を持つ自分がゲイだとか同性愛者だとかいう認識はありませんでした。はっきりと同性愛なんだという認識を持ったのは中学生になってから。自分は同性に対して、他の人とは違う感情を抱いてると気付いたんです。でも、当時は今より同性愛に対して否定的なイメージが強かったこともあり、自分の気持ちを誰にも晒すことはできませんでした。

――どうして「世間が否定的なイメージを持っている」と感じたのでしょう?

例えば、当時、お笑い芸人が演じるホモのキャラクターが一世風靡したことがありましたけど、漫才やコントでも、男が男を好きだということは"オチ"でしかなかったんです。これは、僕がカミングアウトして、その他大勢の性的マイノリティと交流を持つようになってから分かったことなんですけど、LGBTの当事者たちのほとんどが、例えばこういった番組がきっかけで自分の性的指向を知ると同時に、「この気持ちは絶対人には言ってはいけないものなんだ!」ってことに気付くんです。

――気付いたときからカミングアウトされるまでは誰にも相談することはなかったんでしょうか。

なかったですね。インターネットを通じて、自分と同じ同性愛者と初めて出会ったのが25歳のころなんですけど、それまでは、今考えると笑っちゃうんですけど、ゲイっていえばおすぎとピーコさんみたいなおねえタレントしか知らなかったので、自分が恋愛するなら、相手は年上のおねえ言葉の人以外にいないんだとずっと思ってたんですよ(笑)。でも実際に自分が好きになるのは同じクラスのかっこいい男の子だったりするので、どうしたものかというもんもんとした思いに駆られていましたね。

――思いを口にできないことで不便を感じたこともあるのでは?

そうですね。一つ例を挙げると、中学で憲法に触れて以降ますます法律への関心が高まって、大学では法学部に進んだんですけど、ゼミで自由テーマで研究発表していいと言われたにも関わらず、一番興味があったLGBTの人権について研究することができなかったんです。

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