同性愛者にとってもそうでない人にとっても暮らしやすい環境を作りたい【LGBTの今を知りたい vol.3~豊島区議会議員・石川大我INTERVIEW】 (5/7ページ)

タブロイド

イベントには毎回40人くらいの参加者が集まりますが、彼らの話を聞いていても、やっぱりみんな同じような悩みを抱えているんだなということがよく分かります。

僕自身、カミングアウトするまでに20年以上の歳月を要したわけですが、カミングアウト後に、同じ中学に通っていた同級生や下級生から「実は僕もなんです」なんて連絡をもらい、実は中学時代から当事者が身近にいたことを知りました。

―ーどうやって周囲にカミングアウトしたんですか?

2000年頃から、ペンネームでLGBTに関する講演活動をおこなってはいたんですが、実名でのカミングアウトとなると本の出版になります。2002年に講談社から『僕の彼氏はどこにいる?』という本を出版しているんですが、この本にはそれまでの僕の人生を綴っているんです。

なぜ本を出版するに至ったかというと、1998年に乙武洋匡さんが上梓された『五体不満足』という本に出合って以来、「この本のゲイ版があれば分かりやすいのにな...」とずっと思っていたんですが、あるときふと「そうか! 自分が書けばいいのか!」って気付いたんです。

「ゲイ」って聞くと、「普通じゃない」というイメージを抱いてしまう当事者以外の人ってすごく多いと思うんです。でも、「ピアフレンズ」参加者たちの話を聞いていてもいつも感じることですが、みんな、LGBT以外の人となんら変わらないんです。そのことを多くの人に知ってもらうためにも、乙武さんの本のように当事者のヒストリーが詰まった本を作りたいと考えました。

成功するまで挑み続けられるのは、支えてくれる仲間たちがいるから

――出版はスムーズにいきましたか?

全然(笑)。実は、思い立ったが吉日でとりあえず書いてみた後で、当時、親しくさせていただいていた田嶋陽子さんに、彼女が直近に本を出した出版社である講談社を紹介してもらい、原稿を送ったんですが、それから待てど暮らせど返事がなくて。1年もの間「まだですか?」と問い合わせを入れ続け、最終的に電話に出た人がボツの一言。とてもガッカリしたんですけど、同時に「どうにかできないか?」とあれこれ考えだした自分がいたんです。

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