同性愛者にとってもそうでない人にとっても暮らしやすい環境を作りたい【LGBTの今を知りたい vol.3~豊島区議会議員・石川大我INTERVIEW】 (7/7ページ)
男女間における恋愛経験の平均年齢って15歳くらいだから、そう考えると25歳だとプラス10年なので、今40歳だけど、気持ち的には30歳くらいでいるんです(笑)。
ちなみに、25歳までの僕にとっての恋愛は「ラップのかかったカレーライス」だったんです。「恋愛っていうものはどういうものかなんとなく分かってるけど、でも正確には分からない。カレーライスっていうおいしい食べ物があるらしくてなんとなくニオイはするけど、ラップがかかってるから食べられない。周りにはおいしいって言ってる人もいる。毎日食べると飽きるよと言ってる人もいれば、カレーライスなんて大きらいだと言ってる人もいる」みたいなね(笑)。だから、25年間ずっと「カレーライス食べてみたい」と思っていて初めて食べたときには、ちょっと言い方が古いけど、白黒の世界がカラ―になったみたいな気持ちでした。大人になってから初めて知った分、恋愛ってすごくいいものなんだなって。
そのころから比べると今はだいぶ大人になったけど、でも、20歳から40歳って本当にあっという間ですよね。よくうちの母親が「心は女子高生よ♪」なんて言ってて、昔は「何バカなこと言ってんの、このおばさん」って思ってたんですけど、年を取ってみるとあながちその感覚は分からなくもないんですよね。きっとこれから先60までの20年はさらに早く過ぎていくと思うので、やり残すことのないよう、一度きりの人生を存分に楽しんでいきたいですね。
【石川大我Profile】豊島区議会議員。1974年、東京都豊島区生まれ。明治学院大学法学部法律学科卒業。若者支援のためのNPO法人代表理事、衣料ショップ経営、参議院議員福島みずほ秘書などを経て、2011年初当選。日本において初めて公職に選出されたオープンゲイの議員として知られる。英字紙Japan Times社説に「社会的弱者の声を国政/地方自治に反映させる政治家」と紹介される。著書に『ボクの彼氏はどこにいる?』(講談社)他。