支持率急落…沸騰する「安倍降ろし」大暗闘スッパ抜き (2/5ページ)

日刊大衆



それでも安倍政権は、延長した今国会期末(9月27日)までに安保法案を成立させる腹積もりだという。官邸詰め記者が解説する。
「首相は、(今週の)7月15日の衆院(平和安全)特別委員会で同法案を採決するつもりです。翌16日には衆院本会議を通過させ、参院に送るのが既定路線。参院は衆院よりも野党の勢力が強いため、"法案の審議が不十分"などの理由で野党が採決に応じない可能性があります」

その場合に噂されているのが「60日ルール」である。衆院を通過した法案が参院に送られ、60日が経過しても参院で法案が採決されない場合、衆院に差し戻され、3分の2以上の賛成で法案が可決するというもの。
「自公で325議席を押さえる衆院での可決は簡単。今国会期末は9月27日ですから、仮に衆院通過に来週いっぱいかかっても、60日ルールで法案を成立させることが可能なんです」(前出の官邸詰め記者)

ただ、安倍官邸は会期末ではなく「9.18」の法案成立を目論んでいるという。自民党関係者が明かす。
「会期末ギリギリに成立させると、どさくさで無理やり通した感が出てくる。目標は9月の連休前の"9.18"近辺。法案成立直後に連休に入り国民はレジャーにいそしむため、強行採決になっても政権へのダメージが少ないとの判断です」

しかし、支持率が急落し、国民の反発も日増しに大きくなっているにもかかわらず、首相はなぜ安保法案成立をゴリ押しするのか?
「軍拡を進める中国との安全保障上の緊張が念頭にありますが、対外的には4月の訪米の際、米議会で"この夏までに(同法案を)成立させる"と発言してしまったことが大きい。これはいわば"対外公約"ですから、もし果たせなければ退陣するのが筋です。ただ、法案をゴリ押しで成立させても支持率低下は免れない」(前出のデスク)
"分裂維新"めぐる与野党攻防

退くも地獄、進むも地獄――どちらに転ぼうとも、安倍政権は正念場を迎えている。こうした状況を政界では"政局前夜"と呼ぶが、"川に落ちた犬は石をぶつけて沈める"のが永田町の常道。そこかしこから謀叛の火の手が上がり始めたのは、当然の成り行きだろう。
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