九州では一般的だけど……「甘いしょうゆ」って知っていますか? (1/2ページ)
料理の味付けに欠かせない「しょうゆ」。私たち日本人にとってなくてはならない調味料の一つです。このしょうゆですが、地域によって「特性」が異なるのです。中でも最も個性が出ている地域が九州地方。実は九州のしょうゆは「甘い」のです。
■意外とおいしい? 砂糖をふんだんに使ったしょうゆ
九州地方で流通しているしょうゆの中には、甘い調味料や成分が配合されている「うまくち」という種類があります。これは幾つものしょうゆメーカーから販売されているもの。例えば、九州を代表するあるしょうゆメーカーの「うまくちしょうゆ」には、
・ぶどう糖果糖液糖
・甘味料(甘草、ステビア)
といった甘味成分が配合されています。このため、一般的なしょうゆと比べると、濃厚な甘さを感じるのです。また、上記の成分以外に砂糖を加えてさらに甘味を増した商品もさまざまな地元メーカーから発売されています。
また、甘味だけでなく、うま味のもととなる「アミノ酸」を加えるしょうゆもあります。こうしたしょうゆはさらに濃厚な甘味とうま味を感じることができ、なじみのない人は「甘すぎる!」と食べられないこともあるそうです。
他にも、みりんやカラメル色素を加えた、甘くてやや粘度のある「さしみしょうゆ」も九州の定番。お魚だけでなく、熊本名物の「馬刺し」もこのしょうゆでいただきます。九州名物がメインの居酒屋などで、このしょうゆを味わった人も多いでしょう。
九州地方でも南に行くほど甘味が強いしょうゆが好まれるそうで、特に「宮崎」「大分」「鹿児島」あたりはさらに甘く、鹿児島は特段甘い、といわれています。
■九州は砂糖が身近なものだった
九州のしょうゆが甘い理由は諸説あるそうです。まず一つ目は、
●海外から長崎県の出島を通じて砂糖をふんだんに使う文化が入ってきた
というもの。