JX日鉱日石エネルギーの水素事業責任者が語る「安全な水素社会」の実現 (3/3ページ)
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国内最大規模の企業だからこそできる、既存のインフラを上手に活用した取り組みが水素の供給をスムーズにする可能性を秘めている。
■ クリーンで安全なエネルギーを目指して
JX日鉱日石エネルギーをはじめ、日本の製油所全体で使われる水素の生産余力だけでも、FCV約500万台分の燃料になるという。水素エネルギーの発展に欠かせない大きな存在であることは間違いないだろう。
様々な手法で作ることができる水素は、太陽光や風力などの再生可能エネルギーからも製造することが可能で、CO2はほとんどでない。自動車の燃料として使用した場合、ガソリン車と比較するとCO2の排出を大きく減らすことができ、環境にやさしいエネルギーとなる。
また、欠かせないのが安全対策である。

その点について佐々木氏は
<震災の影響で「水素爆発」のイメージがついてしまった。しかし、水素ステーションにおいては、漏洩防止と早期検知、また漏れた場合の滞留防止、引火防止、そして万が一引火した場合の周囲への影響防止など、安全対策が徹底されています。
また、水素ステーションの近隣に住んでいらっしゃる方への説明を丁寧に行うなど、水素の安全性について広く啓発していくことが重要であると思っています。>
と話してくれた。
今後は製油所や再生可能エネルギーからの水素源を活用していくとともに、FCVをはじめとする家庭用・産業用の水素エネルギーの活用を目指し、世界上位の“経済大国”日本の新しいエネルギーの発展が進んでいくだろう。

“水素社会”実現への取り組みは、まだ始まったばかりだが、環境と安全に配慮した国家的なプロジェクトにかける熱い想いは引き継がれ、いつかあたりまえのように水素を活用する社会が来るかもしれない。
『エネゴリくん』もそんな未来を願っているのではないだろうか。