もし日本軍があの時こうすれば…太平洋戦争「勝利の可能性」を探る! (1/5ページ)
"小国"日本が国策を誤って無謀な戦いを挑んだが定説となっているが、実は勝機は十分にあったのだ!!
「作戦よろしきを得れば、日本は敗北することはなかった――」
わずか1万数千の寡兵(少ない兵力)で22万の大軍を擁する張学良軍を撃破、"天才参謀"と称された石原莞爾陸軍中将は、終戦後の極東国際軍事裁判酒田臨時法廷で、こう咆哮してみせた。石原は"大ボラ吹き"だったのだろうか。答えは「ノー」である。実は日本には十分な"勝機"があったのだ。
「戦後、日本国民は、"軍部の暴走により、勝算のない対英米戦争を挑み敗れた"と教え込まれてきました。ところがこれは、ある種の"洗脳工作"なんです。戦後日本を統治したGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)は、日本を"骨抜き"にすることを統治政策の第一に掲げました。そのためには、日本人に贖罪(しょくざい)意識を植え付けるのが最も効果的と考えたんです。結果として、"太平洋戦争は軍部が暴走し日本が大惨敗を喫した戦争"という理解が定着したわけです」(軍事ライターの黒鉦英夫氏)
こうしたGHQの思惑は「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」と呼ばれ、公式な文書も発見されている。
「GHQの謀略は見事成功し、日本国民は先の戦争に対し重苦しいイメージを抱くようになりました。そして、戦争の悲惨さのみを"反省"するようになったんです。ところが、肝心の戦略や作戦については、あまり"反省"がなされていません」(黒鉦氏)
そこで今回、本誌が戦略や作戦面の"反省"を試みてみたところ、驚くべき結果が導き出されたのだ。それが"日本は戦争に勝てた!"というものだ。
「にわかには信じられないでしょうが、こうした研究は敵だったアメリカ側で盛んに行われています。私も各種史料を分析した結果、"勝てないまでも負けなかった"と断言できます。ただ、"勝てた"というのは"アメリカ本土を占領できた"ということではありません。