福岡・スタートアップカフェの利用者は「19~82歳」...幅広い世代の起業熱を支える積極行政 (2/3ページ)

Jタウンネット

年齢層は30代が中心です」(創業・大学連携課の担当者)

カフェの最大の魅力は、法律や税務、ビジネスプラン構築に通じた専門家が、コンシェルジュとして10~22時の12時間常駐していること(相談受付は21時まで)。無料・予約無料なしで相談に応じてくれるほか、相談者の求めに合った行政支援サービスを紹介してくれる。
相談したい内容によって、マッチする窓口は異なる。まずはコンシェルジュに相談することで、問題クリアに一番近い道を教えてくれるというわけだ。

相談内容として多いのは、会社設立の手続きなどに関することや、マーケティング・販売促進、ビジネスマッチチングや専門家の紹介、事業計画の課題抽出など。自己アイデアのブラッシュアップにも利用できるので、リピーターも少なくない。
利用者からは次のような声が届いている。

「間口と敷居が広く、利用しやすい」
「福岡への移住者にとっては、ネットワーキングを拡げることができるのが嬉しい」
「イベントのテーマが様々で、どれもためになる」

ここで行われるセミナーは、市=カフェ主催のイベントとは限らない。
これまで行政が行っていた士業の相談会や創業支援のセミナーなどを、民間が自主的に開催するようになった。その一つが、コンシェルジュ以外の税理士・行政書士・弁護士・司法書士・日本政策金融公庫の人たちが無料で相談に応じる「個別相談DAY」。毎週木曜に行われる。

利用者が会社を設立したケースは、カフェ側が把握しているだけでも20件以上に達するという。

福岡の若者の起業意欲は高まるか

福岡は、西日本で公的サービスの支援が充実している都市の1つだ。
九州地方の中枢都市だけあって、市や県の創業支援施設・事業が揃っている。政府機関の日本政策金融公庫や独立行政法人の中小企業基盤整備機構もある。さらに民間資本や組織は、インキュベーションやアントレプレナー教育、ファンド、コミュニティなどの分野で活躍している。

経済センサスによると、福岡市内の新設事務所数は常に全国平均を上回っている。2006~2009年の4年間は、16政令指定都市の中で福岡が4.1%でトップだった。
ただ、その代表者の年齢をみると50代が28.6%と最も多い。

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